植村直己生誕70周年

ちんねん

2011年02月12日 12:50

なにげなくGoogleのトップページを開いたら犬ぞり引いている画像が出てました。


何だろうとマウスオーバーしてみると
「植村直己 生誕70周年」とのこと。


植村直己(うえむら なおみ)さんという方についてあまり知らなかったのでどんな人かと思ってWikipediaで調べてみました。
Wikipedia 植村直己


植村 直己(うえむら なおみ、1941年(昭和16年)2月12日 - 1984年(昭和59年)2月13日頃(遺体が未発見のため詳細は不明))は、日本の男性登山家・冒険家。 兵庫県出身。
wikipedia 植村直己より

登山家で冒険家。
マッキンリー厳冬期単独登頂後に行方不明となりお亡くなりになったとのことですが
その後に功績が評価され、国民栄誉賞が授与されました。

《功績》
1965年4月23日 - ゴジュンバ・カン登頂
1966年7月25日 - モンブラン単独登頂
1966年10月24日 - キリマンジャロ単独登頂
1968年2月5日 - アコンカグア単独登頂
1968年4月20日 - 6月20日 - アマゾン河6,000km単独筏下り
1970年5月11日 - エベレスト登頂(松浦輝男とともに日本人初登頂)
1970年8月30日 - マッキンリー(世界初の五大陸最高峰登頂成功
1971年1月1日 - グランド・ジョラス北壁完登
1971年8月30日 - 10月20日 - 日本列島3,000kmを徒歩で縦断
1972年9月4日 - 1973年2月4日 - グリーンランド北端シオラパルク村のエスキモー宅に単身寄宿し共同生活
1973年2月4日 - 4月30日 - グリーンランド3,000km犬ゾリ単独行
1974年12月29日 - 1976年5月8日 - 北極圏12,000km犬ゾリ単独行
1976年7月 - エルブルスに登頂
1978年4月29日 - 犬ゾリ単独行で北極点到達(単独到達世界初
1978年8月22日 - 犬ゾリ単独行でグリーンランド縦断成功
1982年8月13日 - 厳冬期アコンカグア第二登達成(共同)
1984年2月12日 - マッキンリー厳冬期単独登頂(世界初

wikipedia 植村直己より


もちろん功績もすごいのですがその生きざま、人間性に特に奥深さを感じました。
植村さんへは功績から大胆不敵な印象を持ちがちですが、実際はかなりの心配性でしっかり準備し必ず成功出来るという目算が立たないと実行しなかったそうです。

だからこそ、これほど多くの功績、結果を残せたのかなと私は思います。

そんな植村さんですが、マッキンリー登頂の際の最後の日記には
「なにがなんでもマッキンリー登頂」
と書かれています。

一見、このメッセージだけみると「絶対目標達成したいんだな」ぐらいしか思わないかもしれませんが、アルピニストの野口 健さんのインタビュー記事を見るとこの言葉の意味を考えさせられます。
ウィンウィン対談 野口 健さん 「エベレストは実に人間くさい所だったです。」

この日記をどういう心境で書いたのものかは今となっては分かりません。
ただ、調べれば調べる程、その心境を知りたくなってきました。
(著書を買います。)

最後のメッセージ


君たちに僕の考えを話そう
僕らが子供の頃 目に映る世界は
新鮮ですべてが新しかった
やりたい事は何でもできた
ところが年をとってくると疲れてくる
人々は諦め みんな落ち着いてしまう
世界の美しさを見ようと
しなくなってしまう
大部分の人は夢を失っていくんだよ

でも僕はいつまでも子供の心を失わずに
この世を生きようと思う 不思議なもの
全ての美しいものを見るために・・・
いいかい君たちはやろうと思えば
何でもできる
僕と分かれた後もその事を思い出してほしい


やろうと思えば何でもできるんだ


鳥肌が立ちました。
私は気づかず自分に枠を作っていた気がします。
美しい物を見たいという事に命をかけている人を知りました。
自分自身、何をしたくて何ができるのか。
改めて自分に問うてみます。





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